Philosophy
いただく漁
The sea provides, we receive
獲るのではなく、いただく。
この一行に、恵漁のすべてがあります。
海から、力ずくで奪わない
漁業と聞くと、船で魚群を追いかけ、大量に獲る――そんな光景を思い浮かべるかもしれません。けれど、定置網漁は、まったく違います。
定置網は、海に網を仕掛けて、ただ「待つ」漁です。回遊してきた魚が、自ら網に入ってくるのを待つ。追いかけず、探し回らず、根こそぎにもしない。
来た魚だけを、いただく。
入らなかった魚は、泳いでいく。
網に入るのは、その海を通りかかった魚の、ごく一部です。残りの多くは、そのまま旅を続けていく。だから定置網は、海の資源を獲り尽くすことがありません。海のリズムに逆らわず、与えられた分だけをいただく。この「受け取る漁」の思想こそが、恵漁のすべての土台です。
What We Do Not Do
しないことを、決めている
恵漁がどんな会社かは、「何をするか」より、「何をしないか」を見ていただくのが、いちばん早いかもしれません。しないことを決めるのは、海と長く付き合うための、私たちなりの約束です。
01
魚を、追いかけない
魚群を探して海を駆け回ることはしません。定置網で、来る魚を待ちます。だから、燃料も、海への負荷も、少なくて済みます。
02
獲り尽くさない
一度に大量に獲ることを、良しとしません。網に入った分だけをいただき、海に残った魚は、次の世代へと巡らせます。
03
海底を、壊さない
海底を引きずって根こそぎ獲る漁法とは違い、定置網は海の環境を傷つけません。魚たちのゆりかごを、そのまま守ります。
04
遠くまで、行かない
はるか沖まで出ることはありません。港のすぐ近くの海で獲るから、水揚げが早く、鮮度が保てます。
追わず、獲りすぎず、海を痛めない。それが、恵漁の変わらぬ姿勢です。
The Sea Decides
海まかせであることは、弱みではなく、強みです。
その時いちばん脂がのった、旬の魚が届く。
自然のめぐりが、そのまま食卓の彩りになります。